回遊率を高める
SEOが、奏功してサイトのアクセス数が増えたとしても、ユーザーが、知りたい情報を、閲覧してそのまま帰ってしまうと、成果に繋がりません。
せっかく訪問してくれたユーザーが、サイトの構成が悪いために、他のページを見てもらえないのは、なんとももったいない話です。(アクセス解析データで、直帰率といいます)
アマゾンや楽天など、大手 EC サイトでは、回遊率を高める戦略として「この商品を買った人は、こんな商品も見ています」と他の商品を薦めて、他のページにも誘導する方法が使われています。
このように回遊率を高める事は、ECサイトでは、即売上に繋がります。
また回遊率の向上とともに、大切な事に集客力の向上があります。SEOによる検索の上位表示だけでは、やがては頭打ちになってきます。これを打破する集客の手段として、ネット上の、ウェブサービスとの連携が有効な手段と考えられます。
回遊率を上げるとマイナスになる場合
回遊率を上げると、マイナスになる場合もあります。これは、1つの商品しか扱っていない等、目的が明確なサイトで、ページが数ページ規模のサイトです。
このようなケースで、回遊率が高かったり、滞在時間が長い場合は、ユーザーが迷って目的のページに辿り着けない可能性があります。
アイテムや情報が豊富なサイトでは、回遊率や滞在時間は重要ですが目的がシンプルなサイトでは、ゴールのページに早く行ってもらうようにするべきでしょう。
「問い合わせ先がわからない」「次ページに進むボタンがわからない」といった理由でユーザーは、すぐに他サイトへ逃げてしまいますから、ストレスなく、ゴールまでユーザーを運ぶ導線を作る事が、重要です。